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世界はアリだけで出来てるわけではないっ!

脱社畜ブログ - 『働かないアリに意義がある』:多様性が社会を存続させる

 

「 アリみたいに働け!」

「いやいや、アリの世界では実際には働かないアリが多くいるんだって。だからアリさんの世界もそうなんだし、働かない人もいたっていいじゃん」

 

みたいな反論をしても、どっちにしたってアリの世界を人間社会にコピペしようとしてることには変わりないわけで。

ここに、アフリカの…なんだっけ?川に身を投げ込んで集団で死んでしまうバッファロー?いやよく知らないし、なんでもいいんだけど、もっと別の動物集団とかを持ってきたらどうなるのかな。

 

僕は、このブログ主の論旨には反論はあまりない。ただ、別な観点でいうと、同じ部署や会社で働いていて、そこには給料や地位などの格差もあり、役割分担、実績やら仕事量等様々な評価基準等に照らして、公平でない部分は必ずあり、「俺がこんだけ働いててなんであいつより給料安いねん!!」みたいな不平はあっていいし、あって当然であると思うのだ。ただ、ここではそれもどうでもいい。

 

僕がこの手の写像を使った議論の持って行き方というのかな、こういうのってうまい表現があるはずだけど、アリ世界だってこうなんだから云々カンヌンみたいなのはほんとに嫌いだ。

 

このタイプの議論には、欧米ではこうだ、とか、一流企業ではこうだ、とか、民間ではこうだとか、どこそこの偉い人ではこうだ、とかそういったものがまるで正義であり真似しなければならないように用いられるからだ。

 

このブログ主の言うように、多様性を認めることは大切なことである。だが多様であるとは、多様性の中の個々は違ったあり方のままでいいって考えが前提でなければならない、と思う。働き者だけが求められるところだってあるだろうし、それはそれで社会に認められなければ淘汰されていくだけの話であろう、それこそ一律の価値観を押し付けるべきではない、と思うのだが。