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ユニクロっていっぱい人が辞めていくって言うけれど。

ユニクロ社員が不幸になる”合理的な”理由 (東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース BUSINESS

3年以内5割の新卒社員が辞めていく高い離職率、慢性化するサービス残業、深刻化するうつ病罹患……。

ユニクロって企業は常にブラックだと言われてきたように思う。休みなく働き、サービス残業は当たり前、結果が出なければ容赦なく叱責、絶えず厳しい要求が続き、短期間で鬱になって辞めていく…
 
そんなイメージ、というか多分そうなんだと思う。僕は十年以上くらい前に見たファーストリテイリングの柳井社長に密着したドキュメント番組で、大会議室の席上で部下をものすごく冷徹に突き放した言い方で厳しく叱責するのを見たことがある。何を言っていたのかは忘れたが、あれをもし俺がやられたら死にたくなるくらいきついなぁ、と思ったものである。
 
あと、これは完全に余談だけど、同じくらい昔、とあるユニクロのお店の駐車場で店員同士がどぎつい口調で喧嘩してたのを見たことがある。一流企業でも裏を返せばこんなこともあるのだなぁと、なんかこう見てはいけないものを見るような気がしてた。
 
この記事によれば「10年内離職率は8割を超す」そうである。単純に離職率で似たような企業は他にあるとしても、ユニクロという企業はあまりに目立つので、その異常さが際立つのかもしれない。

でもね、もしかして、鬱になって辞めていくーみたいな暗いイメージを生み出してるのは、日本の労働法規にあるんじゃないのかなぁと密かに思ってたりするんです。よく言われるけど、日本の労働法規では解雇するのがやたらハードルが高い。→正規社員の解雇規制緩和論 - Wikipedia
 
これは労働者の人権を守るためにって事なんだろうけど、実は労働者にしても辞めにくい。何故なら、労働者は会社に出来るだけ留まろうとするので、雇用の空きが出にくくなり、辞めても次の勤め先を見つけるのが難しくなるからだ。要するに雇用の流動性の足かせになってるのが日本の労働法なのではないかと。なので、ユニクロだってあんなに厳しいのにボロボロになるまで働く…結局自主退職せざるを得ないのに。
 
そうじゃなくて、もっと容易に解雇できるのなら、鬱になる前に辞めてもらえるし、雇用の空きだってジャンジャカ出来るので、転職先も容易に見つけ出せるんじゃないのかなと。もちろんそんな単純な話ではないとは思うけど、雇用流動性が低いことが日本経済が低迷する大きな要因の一つなんじゃないかとか、そんな風にも思ったり。なぜって、ある意味8割も辞めるからこそユニクロは発展してきたのかもしれないしね。
 
なので、自民支持派ではないけど安倍政権にはその辺期待してたりしますw