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ホメオパシーなんか消えてなくなれ!

ホメオパシーが排除されるべき理由: ニュースの社会科学的な裏側
 
ホメオパシーについて割と多分久々ではないだろうか、はてなのホッテントリにあがってくるのは。
 
僕は以前にブログに書いたように、いわゆる疑似科学的なものに対してはやや知識のある方である。ホメオパシーについて知ったのは多分そんなに経ってないけれど、ネット上で厳しく批判されているのをよく見かけて興味を持つようになった。
 
昔僕の知ってる人で、ガンで若くして亡くなった人がいる。その人は看護師さんだったんだけども、ガンが全身に転移して助かる見込みはなかった。でも、20代の若さだったし婚約相手もいたりしてなんとか助からないかと、それはもう必死だった。ある時、その人は四国に住む霊媒師だかなんだかのところに行った。手かざしでガンを治す、というのを聞きつけたかららしかった。まさに藁をも掴む思いである。驚くなかれ、そこから入院中の病院に帰ってきた時の状態に周囲は驚いた、あれだけしんどそうな表情が全く消えていて、一見元気そのものだったからだ。だが、ガンは全く消えるどころではなくて、それから二、三日後にはまた元の苦しい闘病生活が始まった。そしてそれから数ヶ月あまりで天に召された。
 
ホメオパシーは実際には医学的効果はないと知った上で、プラセボ的な効果はあるんだし、毒になるわけでもないのだから別にいいじゃないか、という人たちがいるのを知っている。多分、上で書いた僕の知人の話も、プラセボ的な何かの効果で一時的とはいえ元気さを取り戻せたのだろう*1。でもそれを理由に許されるんだったら、一時的にいい思いの出来る結婚詐欺だって許されるんじゃないかと思う。
 
それなら、信仰上の神様にお祈りするのだって似たようなものでないか!、とかもし言われたとするとなんだかモヤモヤするものはある。神様の存在なんて大問題は抜きにするとして、自己の心理状態の在り方がそれによって好転する、という効果は確かに否定できないものではある。詐欺に騙されたまんまの状態であるのと純粋に信仰するのとはなるほど区別のつかないところなのかもしれない。それこそエホバの証人なんて、輸血拒否しちゃうくらいだから、ある意味悪質さではホメオパシーはそれよりはマシかもしれないよ、うん。
 
でもねでもね、ホメオパシーには生き延びて欲しくないし排除されて欲しいと強く思う。なんていうのかなぁ、純粋に人を助けようっていう正規の医療に対する冒涜っていうか、ものすごく馬鹿にしてるっていうか、あんな砂糖玉が人様の命を助けるとか、腹が立つんだよね。憤りを覚えるって感じ。
 
ていうか、人様の命をなんだと思ってるんだろうね、ホメオパシーを売る人たちってさ。